6月22日、横浜関内のさくらworksで 映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル』の上映会が行われました! J-WAVE「WONDER VISION」発電部の初のイベントです。数日前から雨が降り続き、太陽光の採集ができるのか心配されていましたが、そんな中、主催者自作の太陽光発電キットや、EOLで販売中の“世界一小さい発電所”「タイニーライト・ナ ノ」が大活躍。上映と弾き語りライブに使うエネルギーの確保もちゃんとできました。地元横浜産の太陽光エネルギーを使って、オフグリッド上映が実現したわけです。
この日、集まってくれた皆さんは約50人。まず最初に、映画の配給元であるユナイテッドピープル代表 関根健次氏のお話。そしてなんと、ゼロノミクマ君の登場!「原発ゼロ~」の掛け声で、参加者の皆さんと一緒に記念撮影も。
さて、いよいよ映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル』の上映です。このドキュメンタリ映画では、10年かけて100%クリーンエネルギーを実現した、デンマー クのサムソ島の様子を描いています。サムソ島では風力発電と太陽光発電を主に、10年かけてクリーンエネルギー100%を達成しました。余剰電力を売って いるため、電気が売れれば売れるほど、島の人々の間では節電しようという意識が高まったのだそうです。自分達が使用する分を減らせば、売ることができる電 気が増えるからです。家に設置した電気メーターを紹介する地元の方々は、誇らしげで、そして楽しそうでした。発電も節電も、もはや生活の一部になっていて、気負いなくやっているように見えます。どんなに環境に良いことでも、嫌なことや難しいことは長続きしないですよね。無理なく続けられるシステムを作ることが大 事なのかもしれません。
上映後には、エコロジーオンライン理事、かつJ-WAVE発電部部長である上岡裕のトーク。そしてミュージシャンJIINOさんによる弾き語りライブです。素敵な歌声に酔いしれた後、いよいよ佳境でこの一曲! そうです…映画と同タイトルの 歌、ジョン・レノンの「パワー・トゥ・ザ・ピープル」。皆で大合唱となりました。1971年に発表されて大ヒットしたこの曲、歌詞の内容は「革命を起こし たいと思うなら、立ち上がって通りへ出よう」というもの。少しずつでも、動くことが大事なのかもしれませんね。
この日、会場にはとても気持ちのいい空気が流れていました。イベント後の懇親会でも、出会いあり、楽しい会話あり。きっと、ここからまた新しい何かが生まれ、始まってゆくのではないでしょうか。
(取材・文 エコロジーオンライン 遠藤香織/写真 上岡裕&「横浜産の自然エネルギーで上映会」実行委員会)
*エコロジーオンラインから転載
コメントをお書きください