今年は足尾鉱毒被害の救済に立ち向かった田中正造翁が没して100年になります。ナノ発電所ネットワークの事務局がある栃木県佐野市でも様々な記念事業が実施され、地元新聞も田中正造に関わる取り組みを多数紹介しています。
エコロジーオンラインとはartists powerを一緒に立ち上げた仲でもあり、田中正造翁を敬愛する坂本龍一さんにもお言葉をもらおうということで、下野新聞のインタビューをお願いしたところ、快くお引受けいただき、ナノ発電所も一緒に届けて欲しいとのことで先日、お届けにあがりました。
その時のインタビューは8月13日の朝刊の第1面を飾りましたが、1週間後の20日、下野新聞のウェブにもアップされています。
インタビューの締めくくりとして、坂本さんはこんなことをおっしゃってます。
-でも江戸時代の生活には絶対戻れません。電気を使うのはやめましょうとはいきません。
「電気を作る方法なんていくらでもある。江戸時代に戻れ、電気を使うなというのは荒唐無稽だけど、もっとクリーンでスマートな方法で作ればいいだけのこと。ちょっと関心を持てば、自分の近くに小さな発電所を作って普及させようとしている人や市民グループはあると思います」
「もう一歩ですよね。僕が住んでいるニューヨークとかは、クリーニング屋を替えるくらい簡単に、化石燃料から風力とかの総合的な自然エネルギーの発電所に契約を替えられる。そういう環境にならなければおかしい。エネルギーの民主主義っていうんだけど、やろうと思えばできるんだよね」
私たちのプロジェクトもまだまだ小さな点でしかありませんが、まさに同じ目的を掲げるプロジェクトです。これからも全国の仲間のみなさんとともに、エネルギーの民主主義を目指してがんばっていこうと思います。
下野新聞SOON
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